鉄道旅行のヒント
ここでは、ユーレイルの旅に役立つ便利なヒントをご紹介します。
列車に乗る
列車の運行スケジュールと乗車ホームを確認して、あなたの乗る列車を探しましょう。列車がホームに到着したらすぐに乗車できるよう、余裕をもって準備をしてください。列車の停車時間は、始発駅での乗車を除いては、非常に短時間であるのが普通です。
車両の乗降口ドアの側には、その車両が 1 等車 (1st class) であるか 2 等車 (2nd class) であるかが表示されていますが、中には両方のクラスの座席が 1 つの車両の中にある場合もあります。行き先と車両番号は、乗降口ドアの近くに表示されています。列車は、車両によって行き先が分かれる場合があります。あなたの乗る車両が目的地へ行くかどうか、必ず確認するようにしてください。
指定席を見つける
座席指定を受けた場合は、指定券に印刷されている車両番号と座席番号を確認してください。ホームでは、鉄道職員があなたの乗る車両がどこに止まるのか教えてくれます。また車両編成が示されている表示板がある場合もあります。車両編成表示板があれば、あなたが乗る車両がホームのどこに止まるかを知ることができます。
適切な列車に乗車できたら、座席を見つけるのは簡単です。座席がコンパートメントの場合、コンパートメント扉の横または側に座席番号が記されていますので、指定券の座席番号と一致するかどうかを確認します。オープンカー座席車両の場合には、座席番号はヘッドレストに表示されています。指定券を持っていない乗客は、指定券を持った乗客に対してはその座席を譲らなければなりません。
停車駅について
あれ?着いたかな?ヨーロッパの列車では、次の停車駅名がいつも車内アナウンスされるとは限りませんし、アナウンスがあっても外国語で聞き取りにくいことがほとんどです。そこで、あらかじめ到着時間と目的の駅の名前と一緒に、一つ手前の停車駅の名前もメモしておきましょう。そうすることで、目的地に到着した時に降りられるように準備を整えることができます。
駅の名前は、ホームにはっきり目立つように表示してあります。分からないことがある場合には、乗務員や地元の乗客に尋ねてください。
荷物について
列車には、荷物を収納するために頭上の棚や座席の後ろの収納スペースがあります。また車両の後部には、荷物を置くための場所が用意されています。
GTC-CUV(国際鉄道旅客運送一般約款)に則り、乗客は、荷物を 3 個まで持ち込むことができます。これらの荷物は、取り扱いが容易で列車に用意されている荷物用のスペースに収まる大きさである必要があります。荷物は、幅・奥行き・高さの寸法の合計が 85 cm を超えないものとします。その制限を超える荷物や、かさばるもの(スキー板、サーフボード、自転車のようなもの)は、場合によって持ち込みが許可されることがあります。その際には、かさばる荷物はきちんと梱包するか、分解するか、折りたたむ必要があります。乗客は、これら制限を超える荷物の受け入れについて、事前に問い合わせをする必要があります。
もちろん、これは一般的なガイドラインであり、それぞれの鉄道会社や列車の種類によって、どれくらいの荷物を持ち込むことができるかは異なります。ユーロスター (Eurostar) など一部の特別な列車では、荷物に関して詳しい規定がある場合があります。
荷物は乗客が自分で運び、荷物棚に置いた荷物は乗客自身の責任で管理しなければなりませんので、十分に注意してください。荷物には、はっきりと名前と住所を書いたラベルを付けることをお勧めします。鉄道会社は、荷物の遺失、損害、盗難についての責任は一切負いません。ほとんどの鉄道駅には、荷物預かり所やロッカーがあります。主要鉄道駅には、荷物用カートが用意されています。ポーターがいる駅はほとんどありません。駅には荷物用カートの場所や荷物預かり所のある場所が、絵文字で表示されています。
自転車について
大きな駅の大半には、自転車をレンタルまたは保管できる施設があります。列車へ自転車を持ち込むためのルールは国ごとに違い、列車によっても異なる場合もあります。無料で自転車を持ち込めることもありますが、通常は駅で自転車用にチケットを別途購入する必要があります。一部の列車には、自転車用の特別なコンパートメントもあります。また、自転車の持ち込みはラッシュアワー以外の時間帯に限るという規則がある場合もあります。
自転車の持ち込みに関する情報は、各鉄道会社のウェブサイトに記載されています。 ドイツ鉄道 (Deutsche Bahn) の検索ツール では、一番下の「Carriage of bicycle(自転車の持ち込み)」を選択すると、検索結果に自転車を持ち込み可能な列車のみを表示できます。
特別なサポートが必要なお客様
ヨーロッパの列車や鉄道駅には、介助が必要な旅行者のために必要な設備が整っています。駅では、それらの設備は絵文字で表示されています(障害者用トイレ、電話、エレベーター、車椅子用出入り口等)。
また、列車に乗り降りするための特別な装置も用意しています。この装置を使用するには、それぞれの国の鉄道会社を通して事前に予約が必要です。その際、介助する人員が必要かどうか、どのようなサポート(車椅子、乗車の介助等)が必要であるかを具体的に示さなければなりません。
対象鉄道会社の詳細については、こちらをご覧ください。
犬と一緒に旅行する
多くの国では、小型犬は無料またはわずかな追加料金で乗車できます。大型犬は 2 等 (2nd class) 料金の半額です。これは、乗客とともに 1 等車 (1st class) を利用する場合も同様となります。多くの場合、犬をケージに入れるか、口輪やリードをつけなければなりません。
一部の国では、犬は乗車できません。盲導犬には、特別に乗車が許可されることがあります。
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