素晴らしい鉄道ネットワークのおかげで、1週間あれば、ドイツ各地の美しい地域や面白い街を思い切り探検することができます。もし、ドイツに滞在する日数が7日しかない場合は、このような過ごし方はいかがでしょうか。

旅程のハイライト

ミュンヘンのビールとお城、バイエルンの文化。お城と風光明媚なラインバレーライン。有名なケルン大聖堂。ハンブルクの興味深い文化と海運の歴史。ベルリンの暗い過去、流行の先端を行く食、活気あるナイトライフ。

1日目：ミュンヘン

ミュンヘン旧市街のウォーキングツアーに参加した後は、伝統的なビアガーデンでビールとアイスバイン（eisbein）という豚のすね肉料理をご堪能ください。
エングリッシャーガルテン（Englischer Garten）で波に乗るサーファーを眺めつつのんびり過ごすのも良いでしょう。この公園は、ニューヨークのセントラルパークよりも広い面積を誇ります。
さらに時間があれば、ディズニーの眠れる森の美女のお城のモデルとなった有名なノイシュヴァンシュタイン（Neuschwanstein）城があるフュッセン（Füssen）を日帰りで訪れます。

ミュンヘン空港は、ミュンヘンのマリエンプラッツ（Marienplatz ）駅から30分です。街の中心部へは S8 S バーン（S-bahn）の列車で行くことができます（S バーンはユーレイルパスで利用できます！）。

活気ある旧市街を散策しながらウィンドウショッピング。目抜き通りのハウプト通り（Hauptstrasse）を進めば、たくさんの興味深い場所へと行くことができます。
丘の上にある、この地域では最も重要なルネッサンス建築の一つ、ハイデルベルク城の跡を訪れましょう。
のんびり過ごすなら、ネッカー川のクルーズもおすすめ。白鳥が見られることも。

ミュンヘンとハイデルベルク間は、インターシティ（InterCity）とユーロシティ（EuroCity）の直行列車が終日運行しています。所要時間は約3時間で、予約は任意です。

ケルン大聖堂を見学に出かけましょう。高さは157.25メートルあり、ドイツで2番目の大きさを誇ります。
甘党の方には、ケルンの中心部にある巨大なチョコレートの博物館インホフチョコレート博物館（Imhoff-Schokoladenmuseum）がおすすめです。
ケルン動物園の自然の中でゆったり過ごすのも良いでしょう。動物園には7000頭以上の動物が飼育されており、水族館もあります。

ケルンからハイデルベルクまでは定期的に列車が走っています。所要時間は3時間以下で、予約の必要はありません。時間に余裕があれば、マインツ（Mainz）とコブレンツ（Koblenz）の間を走る風光明媚なラインバレーラインにぜひご乗車ください。ケルンに向かう途中にあります。

ケルンとハンブルク間の直通列車、インターシティ（InterCity）は、約4時間で両都市を結びます。インターシティは約2時間おきの運行です。一日を通して利用できる普通列車もありますが、乗り継ぎが必要になります。

現存するベルリンの壁としては最大の部分を利用した屋外ギャラリー、イーストサイドギャラリーを訪れましょう。
ウォーキングツアーに参加し、ブランデンブルク門から歴史的に重要な場所を見学した後、ドイツ連邦議会議事堂 (Reichstag)の屋上からベルリンを一望するのもおすすめです。
サードウェーブカフェでコーヒーを飲み、クロイツベルク（Kreuzberg）でハンバーガーやクラフトビールを味わい、ベルリン名物のナイトクラブで夜明けまで楽しく過ごすのはいかがでしょう？

ハンブルクとベルリンを結ぶ列車は1時間おきに運行しており、所要時間はほんの90分余りです。予約は必要ありません。

ドイツの有名な都市のハイライトを見てまわるなら、1週間の鉄道旅行はいかがでしょうか。充実した鉄道ネットワークと、ほとんどの場合予約が不要な快速列車を利用すれば、7日間でもたくさんの場所を訪れることができます。

ジャーマンレイルパスでは、ドイツの鉄道網にすべてアクセスできます。もちろん、ユーレイルグローバルパスを使って、ドイツを含むヨーロッパ全域を旅行することもできます（ヨーロッパの最大33か国）。