オランダ1週間
低地をめぐる1週間の冒険
1週間あれば、魅力あふれるオランダの主な見所をすべて訪れることができます。ユーレイルパスを持って、風車やチューリップの風景、そしてその他の名所を巡りましょう。
旅程のハイライト
アムステルダムの運河や世界的に有名なアート、ザーンセスカンスの美しい風車の風景、ユトレヒトのお城、そしてマーストリヒトではオランダならではの ヘゼリッヒハイト(gezelligheid) を楽しみましょう。
春を告げる陽光が差し込むころ、オランダ人は冬の眠りから抜け出します。国中でさまざまなイベントやフェスティバルが開催される時期ですので、ぜひ旅程にいずれかのおすすめイベントを組み込んでみましょう。
1 日目:アムステルダム
アムステルダム中央駅から、徒歩でダム広場と王宮へ向かいます。 そこから、400年の歴史を持つアムステルダムの環状運河へ。傾いた建物を見てまわるのも楽しみの一つです。
プリンセングラヒト(Prinsengracht)にある アンネ・フランクの家 を訪れた後は、運河クルーズに参加して、違う角度からアムステルダムの街を眺めてみましょう。夜は活気あふれる ゼーダイク(Zeedijk) 通りで食事を。 飾り窓地区へ足を運ぶのもいいかもしれません。
2 日目:アムステルダム
まず 国立美術館 (Rijksmuseum) へ行き、その美しいコレクションを通してオランダの歴史を学びましょう。 隣にある ゴッホ美術館は、世界最大級のゴッホ作品のコレクションを擁しています。
その後は近くの デ・ペイプ (De Pijp) 地区へ。にぎやかなカフェやレストランで一息ついたら、 アルバート・カイプ (Albert Cuyp) 市場をのぞいてみましょう。 ビール好きの方は、ぜひ ハイネケン・エクスペリエンスへ!
おすすめ:国王の日
この日はオランダの建国記念日で、国中が国王の誕生日を祝う祝日です。
国王の日には、オランダの都市のいずれかで国王と女王の謁見が行われます。王室一家が毎年違った地域を訪れ、地元の住民と語り合い、オランダのゲームを楽しみ、重要な場所をめぐる日です。
王室にあまり興味がない場合には、各地で開催されるフリーマーケットへショッピングに出かけるか、音楽祭で楽しむのがおすすめです。必ずオレンジ色の服を身につけるのを忘れずに!
覚えておきたい日程
国王の日:4月27日
3 日目:ザーンセスカンス
ザーンセスカンスほどオランダらしい体験をできる所はありません。18世紀から19世紀の時代に建てられた美しい 風車 と絵のように美しい木造の家々が織りなす風景は、アムステルダムからの日帰り旅行で訪れるのに最適です。
特産のチーズやチョコレートを味わったり、あちこちのショップや博物館で木靴を作る過程を見学したり。また、オランダの伝統的なパンケーキや、 ダイフェカーター (Duivekater) と呼ばれる甘いパンもぜひお試しください。
4 日目:フローニンゲン
オランダ北部に位置するフローニンゲンは、学生が多く住む、歴史ある貿易都市です。マティーニ・タワー の上から最高の景色を楽しんだ後は、グラン プラス (Grote Markt) で軽く一杯。
午後は、ユネスコ (UNESCO) 世界遺産に登録されている ワッデン海でダイナミックな景観を満喫。干潮時には干潟(ワッデン)を歩くことができます。また、船で フリースラント諸島 へ行き、アザラシやさまざまな種類の鳥を観察するのもおすすめです。
5 日目:ユトレヒト
ユトレヒトは活気ある学生の街。中心部には堂々たる ドム塔があります。塔の上から 旧運河の素晴らしい景色を眺めましょう。運河沿いにはバーやレストランが軒を連ねています。夜は ティボリ (Tivoli) で楽しいひと時を。
ユトレヒト周辺はサイクリングに最適です。北へ行くと ロースドレヒト湖 (Loosdrechtse Plassen) が、東へ行くと ユトレヒト ヘウフェルグ の森があります。荘厳な デ・ハール (De Haar) 城も必見のスポットです。
おすすめ:解放記念日
解放記念日 (Bevrijdingsdag) は、1945年5月5日のオランダのナチス支配からの解放を祝う日です。毎年、オランダ全土で音楽祭が開催され、国内外のアーティストによるパフォーマンスが繰り広げられます。何よりも、無料で参加できるのがうれしいイベントです!
覚えておきたい日程
解放記念日:5月5日
6日目:ロッテルダム
真新しいロッテルダムの駅に到着すると、典型的なオランダのイメージをくつがえすモダンな高層ビル群が目に飛び込んできます。この街では、マーケットホール (Market Hall) やキューブハウスをはじめ、見事な建築物を目にすることができます。
おしゃれなバーや音楽を楽しめる場所が数多くあるロッテルダムは最近特に人気が高まっています。かつての街の雰囲気を感じたいなら、 デルフスハーフェン (Delfshaven) を散策してみましょう。ここは、第二次世界大戦の爆撃を受けながら現在も戦前の面影を残す数少ない地区の一つです。
7 日目:マーストリヒト
マーストリヒトはローマ時代にまでさかのぼる歴史を持ち、街のいたる所にその面影を見ることができます。オランダ最古の教会である 聖セルファース教会 (Saint Servatius) や、中世の城塞にある 地獄門とも呼ばれる ヘルポールト (Helpoort) は必見。
マーストリヒトではショッピングやグルメも楽しめます。フライトホフ (Vrijthof) 広場で軽食をとり、マース川沿いを散歩。築700年の古い教会の中にある美しい書店、ドミニカネン (Dominicanen) へ足を運んでみましょう。
おすすめ:カーニバル
2月の終わりは、オランダ北部と南部の州の間の面白い違いが垣間見える時期です。北部の州では通常と変わらない時期ですが、南部の州では3日間続く大規模なパーティーが路上で繰り広げられます。
カーニバルに参加するには、カラフルに彩られたマーストリヒトが一番のおすすめですが、南部地域であればどんな街でも楽しい時間を過ごすことができます。
この旅程に適したパス
この旅に最適なレイルパスはユーレイル ベネルクスパスです。このユーレイルパスでは、オランダ、ベルギー、ルクセンブルクを旅行することができます。
旅の計画
『ユーレイル時刻表 (Eurail timetable) 』を利用して旅の計画を始めましょう。この時刻表では、ヨーロッパの列車の発着時間を確認することができます。列車の利用に事前の予約が必要かどうかを確認することもできます。
通貨の変更
カートに入れたパスの通貨を変更することはできません。パスを削除してからウェブサイトのヘッダーの通貨を変更してください。