オーストリアの旅程

美しさと文化の溢れる街、ウィーン。世界でもっとも住みやすい都市として常に上位に選ばれる街です。その旧市街からミュージアムクォーター（Museums Quartier）の美術館群まで、歴史と近代の産物が見事に共存しています。ウィーンの旅程では、これらの場所にぜひ足を運んでみてください。

ウィーン国立歌劇場（Wiener Staatsoper）では、この土地が輩出した作曲家モーツァルトやシュトラウスによるクラッシック音楽をお楽しみください。真のウィーンの素晴らしさを体験したいなら、旧オーストリア君主の住居であったホーフブルク王宮（Hofburg）の見学がおすすめです。その後は、王様気分でウィンナーシュニッツェルを堪能しましょう。

美しい旧市街のある賑やかな学生街グラーツ。元は城塞のあったシュロスベルク（Schlossberg）に登れば、街の美しい景色を一望できます。街には、地元のシンボルとなっている時計塔 (Uhrturm) もあります。バロック様式の宮殿、エッゲンベルク城（Schloss Eggenberg）には、クジャクが歩き回り、またアートコレクションも数多く所蔵されています。

グラーツには、旧市街と1585年に設立されたグラーツ大学（Karl-Franzens）の近辺に賑やかなナイトスポットが多くあります。それだけではありません。グラーツから数マイルほど行けば、元カリフォルニア州知事でもあった俳優、アーノルド・シュワルツェネッガーが育った村、タール（Thal）があります。

クラーゲンフルトは、近隣諸国への玄関口として人気です。温かく澄んだ青緑色の水を湛える高山湖、ヴェルター湖（Wörthersee）の東岸に位置しています。湖は、カヌーや水上スキーなど、さまざまなウォーターアクティビティに適しています。

レンタルした自転車で湖岸まで漕いで行き、ヴェルター湖の周りをサイクリングで一周するのもいいでしょう。道の途中では、湖の畔にあるいろんな村に立ち寄ってみてください。街の中心部に戻ったら、^16世紀に建てられた竜の噴水 (Lindwurmbrunnen) を見に行きましょう。伝説では、騎士たちによって殺されるまでは竜がこの街を恐怖に陥れていたと言われています。

オーストリアの宝石と称されるザルツブルクは、モーツアルトの生誕地であり、故郷です。この街が誇る神童が暮らした2軒の館は、今ではモーツアルト専門の素晴らしい博物館となっています。ぜひ旧市街をさまよい、重厚な建物と裕福な貴族が暮らした時代を想像してみてください。ホーエンザルツブルク要塞（Hohensalzburg） の頂上からは、ザルツブルクの美しい景色と街を流れるザルツァハ（Salzach）川のきらめきを一望できます。

サウンド オブ ミュージック ツアーに参加せずして、ザルツブルクに滞在したとはいえません。雪を冠した山々、広々とした緑草原、透き通った湖が点在するザルツブルクの湖水地方など、映画の主要なロケ地を巡るツアーにぜひ参加してください。ハリウッド映画に登場するフォン トラップ一家と、実在した家族との共通点や違いを探ることもできます。

オーストリアのインスブルック駅から一歩踏み出したとたん、この街を取り囲む山並みに気がつくでしょう。この街の中心部は美しい旧市街であり、鮮やかな色合いの中世の建物が並んでいます。また、黄金の小屋根（Goldenes Dachl）と呼ばれる壮麗なゴシック様式のバルコニーが有名です。

このチロル州の州都の絶景を眺めるには、フンガーブルク フニクラ（ケーブルカー）で山の上まで行くか、ベルクイーゼルシャンツェ（スキージャンプ場）に行くことをお勧めします。ベルクイーゼルシャンツェでは、1976年の冬季オリンピック大会で使用されたジャンプ台も見物できます。その他、観光バスでインスブルックの山腹に佇むアンブラス城を訪問する手段もあります。アドレナリンが体内を駆け巡るような興奮を体験したい人は、雪でも晴れでも、様々なアドベンチャーが待ち構えています。