ハンガリーの旅程 – ハンガリーを鉄道で周遊

中央ヨーロッパの宝石とも言えるブダペストは素朴な美しさが魅力。ブダペストの街はドナウ川によって 2 つの部分に分けられています。西側にあるブダの丘の上には、かつてハンガリーの王たちが暮らしていたブダ城があります。ブダ城からは、川や街の反対側にあるにぎやかなペストの素晴らしい景色を見ることができます。

セーチェニ鎖橋（Széchenyi）を渡ると、活気あふれるペストへ。使われていない建物を再利用した「廃墟バー」が集まる地区があり、なかでも有名なのはシンプラ ケルト（Szimpla Kert）。ユニークなパブが並ぶ地区を散策した後は、セーチェニ温泉につかり、癒しの効果を感じながらリラックスしましょう。

エゲルは、素晴らしい建築物、温泉、赤ワイン、そしてユニコーンの紋章などさまざまな見所があり、不思議な魅力にあふれた街です。エゲル城は、1552年に40,000人の兵を率いたオスマン帝国軍が来襲した際、城主がわずかな兵力でそれを撃退したことで知られています。入口を入ると、ゴシック様式の建物やアートギャラリー、地下道などがあります。

リラックスするなら、一年中利用できるエゲルの温泉へ。その後は、「美しい女性の谷」を意味するセーパッソニュの谷（Szépasszonyvölgy）で、ハンガリーの最上級のワインを楽しみましょう。エゲル産ワインには、かつて戦いの際にハンガリー人たちを鼓舞したと伝えられ、「牡牛の血」とも称される滑らかでスパイシーな味わいの赤ワイン、エグリ ピカヴェール（Egri Bikavér）などがあります。

ジェールはそれほど有名ではありませんが、驚きに満ちた魅力的な古い街です。列車で到着すると、まず目に入るのが印象的なネオクラシック様式の市庁舎（ヴァーロシャーツァ（Városháza））です。設計は競技を経て選ばれ、建物は1898年に完成しました。夜に訪れると、美しく金色にライトアップされた様子を楽しむことができます。

バロスガボール通り（Baross Gábor út）の石畳の歩道を進み、中世の面影を残す街の中心部に出て、ショップやカフェ、バーなどを見て回りましょう。その後は、ジェールの真の中心とも言えるカープタランヒル（Káptalandomb）に向かい、11世紀に基礎が築かれたとされる^{ジェールのバシリカ}へ。その見事な芸術性や建築的特徴は一見の価値があります。

シオーフォクはビーチ、パーティー、そしてアドベンチャーの街。バラトン湖の南岸に位置するこの街は、ハンガリーでも人気のバケーションスポットです。夏の間は楽しいフェスティバルの雰囲気を味わうことができます。またオフシーズンには文化イベントを体験できるでしょう。

主なビーチリゾートはボルショディ ビーチクラブ（Borsodi Beach Club）です。ここでは、ライブコンサートやさまざまなスポーツアクティビティ、ゲームなどが数多く開催されます。シオーフォクの落ち着いた雰囲気を楽しみたい方は、ヨーカイ公園（Jókai Park）の日本庭園とイングリッシュガーデンを訪問してみてください。水の塔の頂上からは、最高に美しい街の風景を一望できます。

大学街のペーチは、穏やかな気候と2000年以上前にまでさかのぼる豊かな歴史を特徴としています。ローマやトルコに支配された時代の名残が、この街の建築からはっきりと見てとれます。最も象徴的な建築は、ペーチの大広場に位置する壮麗なガージー・カーシム・パシャ・モスク（Gázi Kászim Pasa）。現在はローマカトリック教会です。

キラーイ通り（Király）は、歩道沿いにショッピングやレストランなどが並ぶ美しい地区で、ペーチ国立劇場もあります。このバロック様式の豪華な劇場では、オペラやバレエの公演が定期的に行なわれます。その他の文化体験を楽しむなら、博物館や美術館が集まるカープタラン通り（Káptalan）へ。